「新しい西尾市つくる」 市長初当選、中村さん決意:愛知:中日新聞 … – 中日新聞



 

拳を突き上げて喜ぶ中村さん(右)と妻の咲季さん=西尾市今川町で

 

 二十五日に投開票された西尾市長選で、有権者は変革と若さを選択した。圧勝で初当選した無所属新人の前市議中村健さん(38)は、同市今川町の事務所で、支援者にもみくちゃにされた。壇上で「やりました!」と拳を突き上げ、「十七万市民の英知を結集して、新しい西尾市をつくっていく」と力を込めた。

 選挙では、市が進める民間資金活用による社会資本整備(PFI)を使った公共施設再配置事業の是非が焦点の一つになった。中村さんはPFI事業の「全面見直し」を掲げ、「市民の声が届く市政の実現」を主張。「三十年先もここで暮らす『責任世代』に任せて」と若さも武器にした。

 新たに市政を託された中村さんは「喜び半分、責任の重さ半分の気持ち。ぶれずにまっすぐな思いを持ち続ける」と誓った。

 三選を果たせなかった現職の榊原康正さん(77)は、厳しい表情で「年齢の差が一番の敗因。これからは一市民として西尾の発展のために尽くしたい」と述べた。

◆<解説> 変革期待、真摯に応えて

 年齢が倍以上の現職候補を破り、市政のかじ取りを託された中村健さん。変革を求める有権者の声に応えるには、多様な意見に耳を傾ける地道な取り組みが必要だ。

 中村さんは、市の事業について話し合う「市民討議会」の開催などを公約に掲げ、「市民の声が届く市政」の実現を訴えてきた。

 また、PFI事業の進め方について「反対の声が受け入れられず、契約が強行された」と厳しく批判し、「全面見直し」を約束した。陣営にはPFI事業への反対や市役所の姿勢を批判する声が多く寄せられたという。

 だが今後は、一つの事業に対して、賛同する意見も反対する意見も受け止めなければならない。PFI事業も具体的にはどう見直すのか、議論が百出するのは間違いない。むろん「継続」を主張する声も届くだろう。

 対立する問題にどう結論を出し、市民にどう理解を求めるのか。新市長には真摯(しんし)な態度と強いリーダーシップが求められる。

(宇佐美尚)

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中村健(なかむら・けん)
昭和54年4月25日生
平成4年3月西尾市立三和小学校 卒業
平成7年3月西尾市立東部中学校 卒業
平成10年3月愛知県立岡崎高等学校 卒業
平成16年3月大阪大学法学部 卒業
平成17年4月西尾市役所 入所
平成23年4月愛知県庁へ出向(1年間)
平成25年1月西尾市役所 退職
平成25年5月西尾市議会議員選挙 初当選(3,466,798票)
   
愛知政治大学院 第6期修了   
西尾青年会議所(JC) 会員




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