かわいい孫の習い事銘柄、大本命は意外にも – 会社四季報オンライン



習い事ではプログラミングが有望分野か(写真はCA Teck kidsプログラミング教室、撮影:梅谷秀司)

 「教育無償化」恩恵銘柄の一角が怒濤の勢いなので関連銘柄を総ざらいしてみた。今、最も勢いがある銘柄は、ピアノ世界大手の河合楽器製作所(7952)と学参トップの学研ホールディングス(9470)の2つで、新年に入ってからも高値更新を続けている。

 実はこの2銘柄はセットで選好されている様子がありありだ。というのは、「カワイ音楽教室」を展開する河合楽器と学習塾「学研教室」を展開する学研は、2015年7月に資本業務提携し、ピアノ教室と学習指導教室の相互開設(フランチャイズチェーン方式)を行う密接な間柄にある。株高などの資産効果で生じた余裕資金を子供や孫の習い事に投じる利用者層が、NISA(少額投資非課税制度)向きでもある両銘柄を買い支えているのだろうか。

 「教育無償化」は昨年10月の総選挙で各党がそろって公約に掲げた。関連銘柄はあれから3カ月が経過した今も総じて高値圏で保ち合い状態にあり、しかもその多くは4期連続営業増益が見込まれる学研HDのように好業績期待の旺盛な物色欲に支えられ上値を試す余力をにじませている。

 ちまたでは、受験生を応援するお菓子など加工食品が店頭に並べられる季節だ。1月13~14日は、大学入学共通テストのセンター試験日でもある。2月を迎えると全国各地で国公私立学校の受験シーズンが到来する。

 さて、習い事関連の中核と言えば受験指導にからんだ銘柄だろう。個別に当たってみると、出来高僅少と株価不振で食指の動かない銘柄もあるが、総じて2月から3月にかけて昨年来高値奪回あるいは水準訂正高が狙えそうなチャート上の値動きを示している。

 中でも足元の株価が高値更新中と元気なのが、愛知県を地盤に小学生向け学習塾とサッカー教室を兼業するクリップコーポレーション(4705)。学習塾の統廃合効果による業績改善と、W杯開催のサッカー関連という好材料を織り込んで株価は2年ぶりに1000円台を回復し、高みを目指そうとしている。

 また塾や学校選びの口コミ情報サイトを運営するイトクロ(6049)は相変わらずの高株価で1月5日には昨年来高値の6650円まで駆け上がった。15年7月にマザーズ上場した当時から株価は3倍に達しており、このまま上昇すると3年ぶりの株式分割もありうるのではないだろうか。




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